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◇映像の生体影響研究
 それでは、映像の生体影響の実験はどのように進めるのでしょうか。 基本的には被験者に映像を視聴してもらい、その時の、瞳孔の面積の変化、眼球の位置と運動、自律神経系の状態を反映する心電図、血圧、呼吸、発汗など、そして脳血流を測定します。さらに、被験者の方には、映像視聴中と前後で主観的に感じた快・不快の報告をしてもらいます。
 また、どの映像シーンのどの部分が、身体に影響を与えたかを突き止めるために、映像の分析を進めておきます。過去の研究なども参考にしながら、次のようなことが分かっています。
①強い光の点滅、特に赤色は、脳に影響を与え光過敏性発作を起こすことがある。
②縦横の手ぶれ、回転等の映像は、船酔いに似た映像酔いの主要因である。映像の大まかな動きが、自律神経系に影響を与える。
③過度の視差をつけた立体映像は、眼精疲労の原因となる。今後の課題は①②③の数値化定量化と個人差への対応と、ポジティブな効果の追求です。
 これらの地道な研究データの積み重ねは、映像の生体安全性の国際標準化を日本がリーダーシップをとって進めるための基盤となります。また、研究で得られた数々の知見は新産業を支える知的財産の宝庫となります。